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グリフォ-ドは、そう言うと台所に向かった。
美奈「グリフォ-ドさんの料理、楽しみだなぁ♪」
レイズ「確かに、楽しみだ。」
美奈「美味しいですか?」
レイズ「わかんない。」
美奈「へ?」
レイズ「今までコンビニ弁当だったから、グリフォ-ドの料理は初めてだ。」
美奈「そうだったんですか?!意外ですね。」
1時間後・・・・。
グリフォ-ド「お待たせしました。」
レイズ「おぉぉぉ!!!」
机には、中華飯、餃子、チンジャオロースが並べられた。
美奈「凄く、おいしそうです!!」
レイズ「いただきまぁす♪」
レイズは中華飯を一口食べた。
・・・・・・・。
レイズ「お、お!!!!」
美奈は、ここで、【美味しい!!】と、レイズが言うと思ったが・・・・。
レイズ「お前、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」
レイズは、勢いよく立ち上がると、ダッシュで洗面所に行った。
レイズがグリフォ-ドに、【お前】と言ったのは、この日が初めてである。
美奈とグリフォ-ドは呆然と座ったままだ。
30分後・・・・。
レイズ「・・・・し、死ぬかと思った。」
レイズは、ガタガタ震えながら戻ってきた。
グリフォ-ドは見た目、家事全般は得意そうに見えるが、料理だけは見事にヘタレなのだ。
美奈「そ、そんなに不味いんですか?」
レイズ「なら、食ってみろ!!」
レイズは、美奈に中華飯を押し付けた。
美奈「え、遠慮しときます。」
レイズ「不公平だ!!お前も食え!!」
レイズと美奈が、中華飯の押し付けあいをしている中・・・・。
グリフォ-ド「私の料理は、罰ゲームですか?」
グリフォ-ドは部屋の隅っこで体育座りして、拗ねていた。
まぁ、そんなこんながあったわけで、美奈が料理を作る事になったのだ。
美奈が、レイズに料理を作って、【女神様!!!!】とレイズに、あがませたのはグリフォ-ドには秘密だ・・・・。
美奈は、料理が大得意なのである。
レイズ「とにかく、早く作ってくれ。」
レイズは、ドアを閉めると階段を降りていった。
美奈の部屋は2階にある。
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