プロローグ

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赤い・・・・俺の周りには、累々と横たわる死体の数々・・・・。 俺が抱えているのは、最も・・・・自分の命よりも、大切な者。 しかし、その者は二度と俺に話しかけてくれない。 数々と巡ってくる、その者との思い出・・・・。 もう二度と、会える事ができない・・・・。 そう考えると、涙が自然に零れた。 と、同時に止めようのない怒りが沸いてきた。 俺は、怒りに任せながら天井へと、咆哮した。
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