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美奈「・・・・冗談ですよね?」
レイズ「冗談だ。」
レイズはサラリとそう言うと、机にあったお茶が入ってる湯飲みを持つと、ズズッと飲んだ。
美奈「・・・・そういえば、アルバイトの内容って、何ですか?」
レイズ「主に、依頼人を探してくる事かな。」
美奈「依頼の内容って、どんなのがあるんですか?」
レイズ「悪魔や悪霊が起こす事件を解決して欲しいとか、悪魔や悪霊を退治して欲しいとか。」
美奈「だから、求人に【ホラー好きは大歓迎】って書いてあったんですね。」
レイズ「そういうこと。」
美奈「面白そうだから、バイトやります!!」
レイズ「あぁ、その事だけどバイト募集は終わったから、バイトいらない。」
美奈「えぇ!!」
もちろん、レイズが言った事は嘘だ。
レイズは美奈を一目見て、【うわっ、めんどそうな奴が来た。】と、思ったからだ。
美奈「そんな!!お願いします!!このままじゃ、ホラーグッズが一生買えなくなるんです!!そんな事になったら私、野垂れ死にます!!」
レイズの、【めんどくさそうな奴】は当たっていたようだ。
レイズ「いや、そんなこと言われても・・・・。」
美奈「野垂れ死んだら、呪ってやりますからね!!祖先代々まで呪ってやる!!」
美奈はキッと、レイズを睨んだ。
こいつ、人間のくせに怖ッ!!
レイズが初めて、人間に恐怖を覚えた瞬間だった。
レイズと美奈が言い争って、約1時間・・・・。
今まで、黙っていたグリフォ-ドがレイズに話しかけた。
グリフォ-ド「美奈様に、テストをしてみてはどうですか?」
レイズ「テスト?だけど・・・・。」
グリフォ-ド「レイズ様が見えるという事は、多少なりとも、霊力があるかと。」
美奈は、二人の会話を聞いても解らなかった。
まぁ、それが普通だろう。
レイズ「アルバイトをしたいんだな?」
美奈「はい!!」
レイズ「じゃあ、お前にテストをしてもらう。」
美奈「えぇっ!!テスト?」
美奈は不安になった。
美奈は学校のテスト順位で、ドベから数えたほうが、圧倒的に速いからだ。
レイズ「グリフォ-ド、例の札を。」
グリフォ-ド「かしこまりました。」
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