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しばらくして、グリフォ-ドが帰ってきた。
手には、何やら変な紙を持っていた。
美奈「何ですか、それ?」
グリフォ-ド「呪札【ジュフダ】です。」
美奈「呪札?」
レイズ「まぁ、後々に説明するから。」
レイズは、グリフォ-ドから呪札を受け取ると、美奈に渡した。
呪札には、読めない文字が並んでいる。
美奈がバカだからじゃないんですよ?その文字はこちらの世界でない文字だから当たり前なのです。
レイズ「じゃあ、その呪札に力を込めてみて。」
美奈「力を込める?」
レイズ「う~ん、そうだな・・・・その呪札を意識してくれないか。」
美奈「・・・・やってみます。」
美奈は、呪札を意識した。
すると・・・・。
美奈「うわっ!!」
呪札は、青白く光りだした。
グリフォ-ド「なんと・・・・。」
レイズ「まさか一発で、できるとは思わなかったよ。」
美奈「凄い!!何かの手品ですか?!」
どうやら美奈は、自分が人間離れした事をやったとは思ってないらしい。
レイズ「ま、合格だな。」
美奈「えっ?!やったぁ!!」
美奈は喜びのあまり、呪札を落とした。
レイズ「あっ!!」
レイズが気付いた時には、遅くて。
呪札が、床についた瞬間。
ドゴォォォ!!!!
爆発した。
グリフォ-ド「大丈夫ですか?」
グリフォ-ドは美奈を庇い、爆発から逃れたようだ。
美奈「えっと・・・・これも、手品ですか?」
やっぱり、美奈はバカでしたね。
床には、大きなクレーターができていた。
レイズ「はぁ、めんどくさい事をしてくれたな。」
レイズが、指を一振りすると・・・・。
床が一瞬にして、治った。
美奈「えっ?!?!」
レイズ「だから言ったろ、俺は悪魔だって。」
美奈「ほ、本当に悪魔だったんですね。」
レイズ「まぁな、とりあえず罰として、もう一回テストをやる。」
美奈「えぇっ!!嫌ですよ。」
レイズ「じゃあ、バイトは諦めろ。」
美奈「うぅ~。」
美奈が恨めしそうにレイズを見る。
レイズ「誰が、床に穴を開けたのかな~♪」
美奈「すみません。」
美奈は、土下座をした。
レイズ「まぁ、これを合格したらバイトを認めてやるよ。」
美奈「何でもやってみせます!!」
美奈の目には、闘志の炎が燃えていた。
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