41人が本棚に入れています
本棚に追加
美奈「で、何をやればいいんですか?」
レイズ「仕事を見つけて来て欲しい。」
美奈「ほぇ?」
レイズ「まぁ、依頼人を誰でもいいから探してこいって事。」
美奈「えっ?!でも・・・・。」
レイズ「ちなみに、今日中ね。」
美奈「そんな!!無理です!!」
レイズ「じゃあ、やめるか?」
美奈「うぅ・・・・わかりました、やります。」
美奈は、物凄いネガティブオーラで部屋を出ようとした。
レイズ「ちょっと、待て。」
美奈「はい?」
レイズは美奈に近付くと、美奈の腕にブレスレットをつけた。
ブレスレットは真ん中に宝石が付いていて、とても綺麗だ。
美奈「何ですか?これ。」
レイズ「テストが上手くいくようにする、お守り。」
レイズの優しさに、美奈は嬉しかった。
ネガティブオーラは、いつの間にか消えていた。
美奈は、今さら気がついたようだが、レイズはイケメン部類に入る。
全てが整っている、羨ましい体なのだ。
美奈【レイズさんって、結構カッコイイんだ////】
レイズ「よし、行ってこい。」
美奈「はい♪♪」
美奈は物凄いポジティブオーラで、部屋を出ていった。
グリフォ-ド「・・・・上手くいきましたね、レイズ様。」
レイズ「ああ。」
レイズがブレスレットをつけたのは優しさからではない。
どうやら、何か企んでいるようだ。
レイズ「フッ・・・・フハハハハ。」
レイズの不気味な笑い声が、ボロ家に響いた。
美奈side。
現在、午後5時32分。
美奈は、片っ端から道いく人々に、依頼がないか聞いていった。
そのため、聞かれた人はドン引きし、周りから見ていた人は、白い目で美奈を見た。
まぁ、悪魔やら悪霊やらの依頼はないか?と、聞かれて、ドン引きしない奴はいないと思う。
依頼を探して、1時間・・・・。
今だに、依頼は見つからない。
そのためか、美奈は公園のベンチに、人生が終わったかのような顔して座っていた。
まるで、リストラされたサラリーマンである。
美奈「はぁ・・・・諦めよっかな・・・・でも、ホラーグッズを買いたいし・・・・。」
最初のコメントを投稿しよう!