第二話 悪魔探偵

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美奈「で、何をやればいいんですか?」 レイズ「仕事を見つけて来て欲しい。」 美奈「ほぇ?」 レイズ「まぁ、依頼人を誰でもいいから探してこいって事。」 美奈「えっ?!でも・・・・。」 レイズ「ちなみに、今日中ね。」 美奈「そんな!!無理です!!」 レイズ「じゃあ、やめるか?」 美奈「うぅ・・・・わかりました、やります。」 美奈は、物凄いネガティブオーラで部屋を出ようとした。 レイズ「ちょっと、待て。」 美奈「はい?」 レイズは美奈に近付くと、美奈の腕にブレスレットをつけた。 ブレスレットは真ん中に宝石が付いていて、とても綺麗だ。 美奈「何ですか?これ。」 レイズ「テストが上手くいくようにする、お守り。」 レイズの優しさに、美奈は嬉しかった。 ネガティブオーラは、いつの間にか消えていた。 美奈は、今さら気がついたようだが、レイズはイケメン部類に入る。 全てが整っている、羨ましい体なのだ。 美奈【レイズさんって、結構カッコイイんだ////】 レイズ「よし、行ってこい。」 美奈「はい♪♪」 美奈は物凄いポジティブオーラで、部屋を出ていった。 グリフォ-ド「・・・・上手くいきましたね、レイズ様。」 レイズ「ああ。」 レイズがブレスレットをつけたのは優しさからではない。 どうやら、何か企んでいるようだ。 レイズ「フッ・・・・フハハハハ。」 レイズの不気味な笑い声が、ボロ家に響いた。 美奈side。 現在、午後5時32分。 美奈は、片っ端から道いく人々に、依頼がないか聞いていった。 そのため、聞かれた人はドン引きし、周りから見ていた人は、白い目で美奈を見た。 まぁ、悪魔やら悪霊やらの依頼はないか?と、聞かれて、ドン引きしない奴はいないと思う。 依頼を探して、1時間・・・・。 今だに、依頼は見つからない。 そのためか、美奈は公園のベンチに、人生が終わったかのような顔して座っていた。 まるで、リストラされたサラリーマンである。 美奈「はぁ・・・・諦めよっかな・・・・でも、ホラーグッズを買いたいし・・・・。」
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