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ではラブラブ生活について説明しよう。
ラブラブ生活とはミトと茜が、誠二と出会う前の事を指す。
簡単に言うなれば、誠二が居なくなってまた、ラブラブ生活に戻りたい……というミトの願望である。
「つまり、茜ちゃんはラブラブ生活とは……思ってなかった?」
誠二がミトにそう聞くと、ミトは顔を背けて咳き込む。
「……やっぱりか」
「何じゃ!!文句あんのか!!」
「ええい!!さっきから五月蝿いです!!立場分かってるんですか!!」
前の方で笑っていた志都美が、俺達の下に近寄り仁王立ちしていた。
志都美は髪を両側で縛り、服装も赤で統一している。
「所で志都美」
「何です?」
「茜ちゃんは来るのか?」
「大丈夫です。果たし状を送りましたから」
そう言って懐から果たし状と書かれた、封筒を取り出した。
「……出してないよね」
「これは複製です!!その証拠に……ほらっ!!」
志都美が指差す方向に、茜が立っていた。
「姉御!!」
「よく来たわね、茜」
「志都美……果たし状は受け取った」
茜は手にしていた果たし状を握り潰して、背負っていたランドセルを下に下ろした。
「なあ、ミト……」
「何じゃ誠二!!」
「お互い頑張って生き残ろう!!」
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