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嗚呼…今日もいい天気だなぁ……何て思いながら僕は黄昏てみる。
え~~…皆様、第一話から申し訳ないのだが……――
――僕こと神楽坂 誠二はピンチである。
何処がどうとかではなく、とにかくピンチなのだ。
時間は午後三時四十五分を過ぎた頃、目の前にいる赤毛の少女の高笑いを聞きながら、遠くをみつめている。
と言うよりは遠くを見てしまう、が正しいだろう。
誠二の現在状況……丘の上で磔にされている。
・・・・・・・何故にッ!?
何て思ってくれて結構、今からその経緯をお話するところです。
しかし、我ながら不幸ですなぁ……まあ、もう慣れたけど。
それではこうなった経緯をお話します。
そうあれは今朝の事……――
いつもと変わらぬ朝!いつもと変わらぬ朝食!いつもと変わらぬ日常!………これほど素晴らしいモノは無いね。
ハハハハハハッ!!……という会話がお隣から聞こえてくる。
相変わらず楽しそうだな、お隣さん家は……誠二は朝食を食べ終え、歯を磨いている最中である。
いつもと変わらぬ日々か……もうずっと非日常だから忘れそうだよ、普通の日常を……。
そう嘆いていると玄関のチャイムが鳴った。
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