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~学校~
昼休み…神也は屋上にいた…
「………」
昨日の夜の事が気にかかってしょうがないのだ…。
(あの五人のやられかた…ありゃ普通じゃねぇ…)
(いかれた野郎のやり方だ……そしてやった野郎は…かなりの実力だ…)
(いってぇ誰だ…やったのはよ…)
すると……?
「神也…?」
渚が声をかけてくる…。
「渚…どうした…?」
「うぅん…なんか考えてるみたいだったから…」
「……気にすんな」
「……うん」
「ふぅ……静かだな…」
「………」
黙り込む渚…。
「何黙ってんだ…?」
「えっ……?」
「そんなシケた面してよ」
「うぅん…何でもないよ…」
渚が立ち上がる。
「……渚?」
渚が心配そうな顔をする…。
「……それじゃ…後でね…?」
「あぁ……」
渚が立ち去る。
(………渚……)
(神也の顔…まるで……また…喧嘩が…始まりそう…また…神也が…)
(なんだか次は…二度と…神也に………)
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