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~公園~
その日の晩だ…
公園のベンチに渚が座っている…。
「………神也」
神也の名前を呟く…。
(また…神也が……)
(次…神也が動いたら…)
(神也に二度と…会えなくなるような気が…する…)
(神也……)
その時だった…。
「ぐぉあ!」
悲鳴が聞こえた。
「な…何…?」
渚は気になってその場に行った…すると…
「ぅぁ…」
ずたずたになった数人の男…そしてその場に一人の男…返り血を浴びている…
リーゼントの頭…服装は…東日本帝國の文字が入った特攻服…
「ひ…酷い…」
「あ…誰だ…?」
渚に気付き男が振り向く…。
ゾクゥ!
渚の身体を恐怖が貫く…。
「ッ!…」
「テメェも…敵だな…?」
「い…いや…」
「ックク…死ねよ…」
男が拳を振りかざす。
「きゃぁ!」
(神也…!)
その時だった…
バキィ!
木刀が男を吹っ飛ばす…。
「……え?」
「大丈夫っすか?渚さん」
角刈りの男…木刀を持っている…。
「た…達也くん…」
「だれだ…テメェも敵かぁ…?」
「うるせー…渚さん手をだそうとしたテメェは…殺す!」
「ックク…殺す?上等だよ!」
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