転校生

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連が…――』 連『好きなわけないじゃん。』 連はあたしの言ったことに被せるようにいった。 杏『えっ!!』 連『だって彼女いるし…』 あたしは,もう限界だった。 杏『彼女いるからなによ…』 連『えっ何?』 杏『彼女いる人好きになっちゃっいけないの…』 連『あっそれは…』 杏『連を好きじゃ駄目なの?…』 あたしは,走って女子更衣室に行った。 敦也『あらら。喧嘩しちゃった。』 連『なぁあいつ何が言いたかったんだ?』 敦也『もしかして…杏の言った意味分かってないの!!?』 連『うん。』 敦也『どんだけ鈍感なんだよ…連のことが杏は好きなんだよ。』 連『えっ…』 敦也『確かにお前には彼女がいる…でも好きってことが伝えたかったんじゃないかな。』 連『杏…』 敦也『さっさと慰めに行く!!』 敦也は連の肩を押した。 連『行ってくる。』 敦也『頑張れよ。』 一方更衣室では 千里『杏…』 あたしは涙が止まらなかった。 千里『大丈夫だよ。あたしがそばにいるから…』 嬉しかった。でも…なぜか涙は止まらなかった。 連『杏。…』 やばい泣き顔なんて見られたくない。 杏は後ろを向いた。 バッ 杏は連の胸に抱き寄せられた。 連『ごめん。ひどいこと言って。』 杏『大丈夫…』 やばいドキドキしてる。連『でも俺には…』 杏『分かってる。彼女がいても好き。連が好き。』 連『杏…』 杏『あたしを振ったのこうかいさせてやるから…』 連『えっ??』 杏『連のこと諦めないから…』 これがあたしの正直な気持ち。 連『変な奴…』 杏『今なんか言ったでしょ!!』 連『別に…』 杏『変な奴とか聞こえたんですけど…』 連『空耳じゃんっ』 杏『なによ!!板が!!』 連『なんだよそのあだな!!』 杏『いいじゃん可愛くて…♪』 杏と連は楽しそうに話していた。 千里『これで一件落着か…』 敦也『そうみたいだな。』 千里『いつの間に』 びっくりした。やばいまだドキドキしてる。 敦也『まぁきにすんな…』 千里『いやぁ普通気にする…』
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