転校生

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あたしの告白は無念にも失敗に終わった。 杏『あたしはこっち!!』 たったいま夏休みの予定決め。 千里『え―うちそっちがいいと思うんだけど…』 杏『いっとくけど…千里も敦也も行くんだから。』 千里『はっ!?なんでしかもうちと敦也!』 杏『だって千里気持ち見えてんもん。』 千里『べつにあたし敦也のことなんて…』 千里は,赤くなった。 杏『ほら!!ってことでWデート決定。』 千里『その前に大事なこと忘れてない。』 杏『えっ何それ?』 千里『期末テスト』 杏の顔は青ざめた。 杏『そんなの聞いてない!!』 千里『昨日先生が言ってたけど。』 だってその時は連のことばっか考えてて…あぁ。あたしの馬鹿。 杏『やばい。あたし勉強してない。』 千里『でもいいね杏は頭いいし♪』 じつは,あたし頭は良い方なの。クラスで三番なんだ♪ 杏『あたしで良ければおしえるよ♪』 千里『本当!?まぢ助かる。』 そういえば連はどうなんだろ… 千里『今日は,どう?』 杏『ごめっ!!用事思い出した!!後ろにいる敦也に教わって。』 千里『まぢ…って敦也なんて後ろに…』 敦也『よっ♪』 千里『きゃぁぁ!!』 敦也『何その驚きよう。』 千里『誰だってびっくりするでしょ普通…』 敦也『で勉強ってのは?』 千里は,思い切った。 千里『教えてくんない?』 敦也『おやすいごよう。』 それから千里は図書館で2人でみっちり勉強をしたんだって。
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