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あの人かっこよかったなぁ。
杏の頭の中はそのことばっかりだった。
千里『杏どうした?』
杏『合コンのときまぢかっこいい人に助けてもらったんだ!』
千里『それって恋の予感!?』
杏『かも♪』
ってか一目惚れ。
千里『何ていう人なの?』
杏『じつは…―』
『ねぇ昨日のドラマみた?』
『片山くんまぢ好き!!』
女子数名の声が聞こえた。
杏『ちょっと待って―…もしかして片山って…片山 連のこと!?』
千里『そうだよ!昨日の恋愛(こいあい)見なかった?』
杏『あれ本当は見てない!なんかみんなが見たとか言うからうんとか言ってごまかしてた。』
千里『もう。』
杏『嘘ついててごめん。』
千里『で恋の予感の人は?』
杏『もう諦めた。』
千里『はっ!?なんでしかもいつの間に!!』
だって…アイドルだなんて…
杏『それよりさ。』
千里『ごまかさないの。』
杏『分かった言うよ。その人からはメアドもらった。けどまだしてない。』
千里『名前は…』
杏『名前は…名前…か…か…』
絶対信じてくれないよな。
千里『もう早く!!』
杏『片山 連―!!!』
大声で言ってしまった。
千里『ちょっと…杏名前間違えたんじゃないの?』
杏『本当に片山 連なの…』
やっぱり
千里『じゃあメールしてみて!!』
杏『うん。』
カチャカチャ
杏は携帯を取り出しメールをした。
ピロリン♪
杏『きた!!』
連『杏っていうんだ。じゃあ俺のこと連でいいよ。だから杏って呼ぶわ。』
杏『返ってきたよ。』
千里『写メして♪』
千里は勝手に送信した。
ピロリン
連『それは無理だ。ごめん!!』
千里『ほら!もしかしたら片山 連って名前使って杏を吊ってんじゃない?』
杏『違うよ…』
そんな人じゃないもん。
千里『あんまり期待しないほうがいいかも…』
杏『期待なんかしてないもん。』
片山連は,偽名なのそれとも本名なの。
杏は,今度逢うときに確かめると決めた。
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