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トン♪トン♪トン♪
翔大がノックする。
「旦那様。優花様とメイドの加那をお連れしました」
「全員中に入れ」
翔大に続き加那そして優花が中に入る。
旦那様と呼ばれる人はベランダの窓を向いたまま話かける。
「朝日優花。気分は良くなりましたか?」
「はい。おかげ様でとても良くなりました。あのあなたは・・・」
「自己紹介が遅れましたね。私は鳳城龍貴。鳳城グループの次期総裁。言い方をかえると朝日優花を3億で買った旦那様だ」
そう言うとクールな表情で優花の前に堂々とたつ。
「勢虎会のやつらに身柄がいかなかった事に感謝するんだな。俺達よりかなりヒドイ仕打ちされ弄ばれ最後は殺されるオチだったからな」
更にクールな視線が優花を追い詰める。
「優花は今から俺様のペットだ。」
龍貴がニヤリと笑う。
「翔大。部屋の鍵をかけろ」
「はい。旦那様」
翔大は素早く部屋の鍵をかけた。
優花は恐る恐る後ろに下がる。
「優花。逃げても無駄だ。部屋の鍵は簡単にあけられない。それに拒否権はないしな。」
龍貴の言葉がまだ続く。
こわばる優花の顎を触りながら龍貴がいう。
「加那。普通ペットは洋服を着ていないよな」
「はい。旦那様。その通りです」
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