「BLUE BIRD」

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「海、ついたで」 そこには果てしなく続く海が広がっていた。 「ねぇ勇二…。勇二と離れ離れになりたくない」 砂浜に2人、影を下ろし海を眺めていた。 「俺だって奈緒とずっとにいたいけど…」 「けど…?」 「奈緒には奈緒の夢、追ってほしいから。」 「僕の夢?」 「奈緒は美容師になるんやろ?俺には夢…ないから。だから奈緒には夢、追い続けて叶えてほしい。」 「ありがと」 「いつか地元戻って店でも開いて、俺の髪、切ってくれな!」 「もちろん。初めてのお客さんは勇二に決まってるじゃんか」 「照れるじゃん」
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