第七章 学校

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竜也は困っていた。 しかし… 「…女を本気で殴れないし…無理。」 竜也は断った。 だが、売られた喧嘩は買う!を心掛けていた竜也は内心かなり悔しい。 すると女の子は立ち上がり、 「へぇ。弱くなった今じゃ、こんな女の子にも勝てないんだ~。」 その言葉にカチンと来る竜也。そこをワンコが抑える。 「竜也。挑発に乗っちゃだめだよ!…それにあの人…」 「…うるせぇな。何だよ!」 少し機嫌の悪い竜也にビックリするワンコ。そこに、女の子が割り込んできた。 「何、ワンちゃんにあたってるの?バカみたい。」 その言葉に竜也は切れた。 「やってやろうじゃねえか!」 と言い立ち上がり、女の子を睨みつける。 後ろでワンコが止めようとするが、竜也は止まらない。 「そうこなくちゃ。」 女の子は笑顔でそう言った。 竜也は女の子に走り寄る。 「死んでも知らねぇからな!」 竜也は女の子に殴りかかった。 …だが、気付くと体が一回し地面に叩きつけられた。 …何が…起こった? 仰向けになりながら竜也は思っていた。
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