第七章 学校

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だが大したダメージでは無いため、すぐに立ち上がる竜也。 俺のパンチが当たる前に何かしやがった。…この女…かなり強い! 「どうしたの?まさかびびっちゃった。」 相変わらず竜也を小馬鹿にする女の子。 だが竜也は何も言わずに走り出し、回し蹴りを繰り出す。しかし、それをあっさりかわす女の子。 そして竜也の懐に入りアゴに掌底。 力が弱いためか、竜也には全く効かない。 竜也は女の子の胸ぐらを掴んだ。 「やっと捕まえた。覚悟しろ。」 竜也は女の子を投げ飛ばそうと体に力を入れた瞬間! 「…あれ…?」 目の前には地面。 実は竜也が女の子を投げ飛ばそうとしたが、なぜか逆に投げられていた。 竜也は顔面を強打した。鼻からは血が出ている。 「いって~!」 鼻を擦りながら立ち上がる。それを見た女の子はかなり驚いた表情をしている。 「…かなりタフね…でも…次で終わり…」 女の子は竜也に向かって走り出した。
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