第七章 学校

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竜也の目の前に行き蹴りを食らわす。まるで素人のような蹴り方。もちろん、竜也は効いていない。 竜也は正面にいる女の子の腹目掛けパンチをした。 すると正面にいたはずの女の子はいつの間にか竜也の左側に… そして、伸びきった竜也の左手に手を掛ける。右手を手の甲に、左手を脇にかけ「はっ!」っと言う掛け声と共に竜也の体が浮いた。 そして、竜也の体は前に一回転し背中から倒れ後頭部を強打。 これには、さすがに意識がぶっ飛びそうになる。 竜也は立ち上がろうとした。…だが体は言うことを聞かない。 「…くそ!…動かねぇ…………。あ~あ。とうとう女にも負けたか。」 竜也が大の字に寝ながら言った。すると、女の子は近寄ってきた。竜也の横でしゃがみこみ竜也の顔を見ている。 「…何見てんだよ…さっさとどっかに…」 「ごめんなさい!」 …はぁ? 話してる最中に女の子はいきなり謝ってきた。
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