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竜也の目の前に行き蹴りを食らわす。まるで素人のような蹴り方。もちろん、竜也は効いていない。
竜也は正面にいる女の子の腹目掛けパンチをした。
すると正面にいたはずの女の子はいつの間にか竜也の左側に…
そして、伸びきった竜也の左手に手を掛ける。右手を手の甲に、左手を脇にかけ「はっ!」っと言う掛け声と共に竜也の体が浮いた。
そして、竜也の体は前に一回転し背中から倒れ後頭部を強打。
これには、さすがに意識がぶっ飛びそうになる。
竜也は立ち上がろうとした。…だが体は言うことを聞かない。
「…くそ!…動かねぇ…………。あ~あ。とうとう女にも負けたか。」
竜也が大の字に寝ながら言った。すると、女の子は近寄ってきた。竜也の横でしゃがみこみ竜也の顔を見ている。
「…何見てんだよ…さっさとどっかに…」
「ごめんなさい!」
…はぁ?
話してる最中に女の子はいきなり謝ってきた。
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