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竜也は呆気にとられている。
「…本当にごめんなさい。ただ…あなたの力量を計りたくて…」
女の子は勝手に話を進めている。
「…力量って何だよ。」
竜也は話が分からず少し不機嫌。すると女の子は説明し出した。
「…あなたが居なくなってから、この街は変わってしまった…。あなたが居た時まで大人しかった奴らがいきなり好き放題やったり…。あなたが帰ってきたって聞いた時は、「やっと平和になる!」…なんて思ってたのに…。噂で弱くなったって聞いて…。だから、あなたの力量を調べたかったの…」
女の子はうつむきながら答える。
…俺が居ない間にそんなことが…でも、翔や尚は何も言ってなかったよな…
そんなことを考えている竜也。
「…でも…私に勝てないあなたじゃ…アイツには…」
「アイツ?アイツって」
竜也が女の子に言う。女の子は握り拳を作りながら、こう言った。
「…今この街を仕切っている…龍神 壊には…」
その言葉に竜也はただ唖然としていた。
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