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「…龍神…壊…!」
竜也は眉間にしわをよせかなり険しい表情をしている。その顔を見た女の子は体をビクっとさせた。
「…アイツだけは…絶対にゆるさねぇ!」
左手で床を叩く。
すると女の子は…
「…何があったか知らないけど、龍神を倒したいって気持ちは一緒のようね…」
と言った。
すると竜也は怒りながらこう言った。
「当たり前だ!…アイツのせいで俺は…こんなに…弱く…」
竜也は左手で握り拳を作り、力をいれる。
「じゃあ、私達のチームに入って一緒にアイツを倒しましょ!」
突然立ち上がり、女の子は言う。
だが、竜也はどうにか動くようになった体を起こし、フェンスに寄りかかりタバコを吸い始めた。
そして、間を開けて、
「群れるのは嫌いだ。」
と言った。
「…そう…残念だわ…。きっとリーダーも悲しむわ…」
女の子はボソッと言った。
「…なぁ。リーダーってお前より強いの?」
「私はチームのナンバー2!もちろんナンバー1はリーダーよ。」
その言葉に少し興味がわく竜也。
「リーダーってだれ?」
竜也が言った。すると女の子は突然笑い出した。
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