第七章 学校

14/16
前へ
/252ページ
次へ
「…龍神…壊…!」 竜也は眉間にしわをよせかなり険しい表情をしている。その顔を見た女の子は体をビクっとさせた。 「…アイツだけは…絶対にゆるさねぇ!」 左手で床を叩く。 すると女の子は… 「…何があったか知らないけど、龍神を倒したいって気持ちは一緒のようね…」 と言った。 すると竜也は怒りながらこう言った。 「当たり前だ!…アイツのせいで俺は…こんなに…弱く…」 竜也は左手で握り拳を作り、力をいれる。 「じゃあ、私達のチームに入って一緒にアイツを倒しましょ!」 突然立ち上がり、女の子は言う。 だが、竜也はどうにか動くようになった体を起こし、フェンスに寄りかかりタバコを吸い始めた。 そして、間を開けて、 「群れるのは嫌いだ。」 と言った。 「…そう…残念だわ…。きっとリーダーも悲しむわ…」 女の子はボソッと言った。 「…なぁ。リーダーってお前より強いの?」 「私はチームのナンバー2!もちろんナンバー1はリーダーよ。」 その言葉に少し興味がわく竜也。 「リーダーってだれ?」 竜也が言った。すると女の子は突然笑い出した。
/252ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2277人が本棚に入れています
本棚に追加