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｢あなたの良く知ってる人よ。｣
女の子は答える。
竜也はタバコをくわえながら首を傾げる。
｢良く知ってる人？…晃か？｣
竜也が答えると少ししてから話だした。
｢…勝海くんよ。私達のチーム[竜王(りゅうおう)]のリーダーは。…勝海くんの事、覚えてる？｣
｢勝海がリーダーぁ！？｣
竜也は驚きのあまり大声をあげた。女の子は突然の竜也の行動に、キョトンとしている。そして、竜也はある事に気付き女の子に聞いてみた。
｢…じゃ晃は？今どうしてるんだ？｣
しかし女の子はうつむき、返事は帰ってこない。
｢…なぁ？晃は…｣
｢その事については勝海くんの口から聞いて…。私は分からないから…。｣
女の子は、話てる最中に立ち上がり、竜也の言葉を遮った。
すると歩きだし、｢着いてきて。｣っと言うと、屋上から出てってしまった。
｢だからやめとけば良かったのに…｣
いつの間にか隣に来ていたワンコが竜也に話かける。
｢うるせぇ。知ってたなら止めろ。｣
｢すぐに熱くなって止まらなかった竜也が悪い！｣
竜也は何も言い換えせない。そして歩きだし、ワンコに｢良いから、いくぞ！｣って言い屋上を後にした。
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