第七章 学校

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女の子はただひたすら歩いている。しかも女の子の横を廊下ですれ違う奴らはみんな挨拶をする。 「あっ。真夜さん!おはようございます。」 「おはようございます!真夜さん。」 どうやら、この女の子の名前は真夜らしい。 でも、こいつ…なんで女なのにこんな強いんだ?てか、尚とやったらどっちが強いんかなぁ? そんなことを考えながら真夜の後ろ姿をじっと見る。すると、真夜はいきなり後ろを向いてきた。少し驚くが顔に出さない竜也。 すると、歩きながら話だした。 「そういえば自己紹介まだだったね。私は三年の月成 真夜(つきなりまや)。チーム竜王の副リーダーやってます。よろしくね。竜也!」 言い終わると、ニコっと笑いまた前を向く 竜也は 年上か。しかもいきなり竜也かよ。 などと思っていたが、あまり気にはしてないようだ。 すると、真夜は保健室の前で止まった。 「多分ここで寝てると思うから…」 そう言うと、保健室の中に入って言った。 竜也が入ると、デカイ男がベッドで寝ている。真夜が男を揺すって起こす。すると男は、アクビをしながら立ち上がった。190位はある。 そして、竜也に気付くと近づきこう言った 「…お…竜也!!やっと目覚ましたか。心配かけやがって!たっくよ、一年もなんで寝てられるんだよ!さっさと起きろよ!」 少し涙目の男は、紛れもなく少し大人びた勝海だった。
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