第八章 勝海と晃

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「…おう…勝海。心配かけたな…」 「本当だよ!たっくよ!」 そう言うと竜也の背中をバンと叩く。 勝海は軽く叩いたつもりだったが竜也はかなり痛がっている。 それを見て笑いだす勝海と真夜。 ワンコが心配して 「大丈夫?」 と聞いてきた。 「…なんとか。」 そう答え、視線をワンコから勝海に変えた。 竜也が晃の事を話そうとしたら、先に勝海が話かけてきた。 「なぁ?竜也。…今誰と話てた?」 「…何って…こいつ。」 ワンコを指さす竜也。すると、勝海と真夜は顔を見合せた後… アッハッハッ 二人共大笑いし始めた。 「りゅ…竜也…。さっきからその犬、ワンワンとしか言ってないぞ!」 え… 竜也は笑い者にされ顔が真っ赤になっている。 「おい。ワンコ。どうゆう事だ。」 「あれ?言ってなかったっけ?僕の声は竜也にしか聞こえないよ。」 先に言えよこの野郎!いつか玉ねぎ食わしてやる! 竜也はそんな事を思いながらワンコを睨み付ける。 しかし、すぐに目を話本題に入る。 「なぁ?勝海。積もる話はまた後で…。お前…晃の事知ってるか?電話も通じねぇし、真夜にさっき聞いたら勝海に聞いてくれって言われたから…」 するとさっきまで腹を抱え笑っていた勝海がいきなり真顔になった… 小説を読んでくれてる皆様へ。 犬にはネギ類(玉ねぎ、長ネギなど)を与えてはいけません。 中毒を起こしてしまいます。 絶対にやめましょう。
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