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勝海はベッドに座り、タバコを吸出した。
真夜が、
「タバコは止めなさい!」
と言っているが、無視している。
「竜也…。実は…晃からお前が目覚めたら伝えてくれって言われた伝言があるんだよ…」
うつむきながら勝海は言った。
タバコを吸いたくなり、口にくわえ火を付けながら、
「伝言って?」
と答える竜也。
すると、少し間を開け勝海は答えた。
「…今までありがとう。…俺の事は忘れろ…ってな…」
竜也は驚きの余り口にくわえてたタバコを床に落としてしまった。
「…ウソだろ…」
「ウソじゃねぇ!じゃあ今、アイツが何処に居るか教えてやろうか?」
竜也はただ、何も言わず勝海の目を見ている。
「俺は竜王を作る前に、一度龍神を倒しに行った。そこで俺は、龍神にたどり着く前に龍神のチーム[邪龍(じゃりゅう)]のナンバー2にあろうことか負けちまった。俺は最初信じられなかったよ…。そのナンバー2が…
晃だったなんて…。」
「…なんで…」
竜也は驚きを隠せずにいる。
すると、勝海が竜也が眠っていた頃の話をし出した。
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