第八章 勝海と晃

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勝海達は外を覗いてみた。そこには昨日の龍神の手下の不良共がウジャウジャ。 晃はすぐ病室を出ていき外に向かって行った。 「晃!ちょ…待てよ!」 勝海と翔が病室を出ようとした。そこに尚が来ようとする。 「うちも行く…」 「駄目だ!尚はここに居ろ…。翔も…。竜也を守ってやってくれ。下は俺と晃で何とかするから…」 尚は何も言わずに頷いた。そして勝海は翔に 「竜也と尚を頼む!」 と言うと病室を後にした。 途中、廊下でバットを持った連中が居たが軽々蹴散らし、外に出た。 外に出ると、すでに晃は十人は倒している。そこに勝海が加わった。だがすぐに周りが囲まれた。 二人は背中合わせに立ちこう呟く 「勝海。負けんなよ?」 「お前もな…」 勝海は晃と別方向に向かって走り出し一番前にいる男を蹴り飛ばしこう言った。 「まとめて掛かって来いや!!」
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