第八章 勝海と晃

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すると一斉に勝海に襲いかかってくる不良達。 勝海は不良共の攻撃を交わし確実に数を減らしていく。 その時、勝海が戦っている場所のかなり前の方で話声が聞こえた。 「てめえら!こんな雑魚に構ってんじゃねぇ!早く草薙を殺ってこい!」 そこに居たのは… 「…龍神!」 勝海は不良を投げ飛ばした。それに当たり倒れていく不良達。 一瞬の隙をついて龍神が居た方に向かう。 だが… ドガッ 「ぐぁ!?」 突然横から顔を殴られ、倒れこむ。 口の中が切れたのか鉄の味が広がる。 しかしすぐに立ち上がり、横を見ると緑色の髪、緑色の目の男が立っていた。 「…何者だてめえ…」 口を拭いながら勝海が言う。 「俺は、神谷 慎(かみやしん)。壊さんが作ったチーム、邪龍の幹部やってるもんだ。…とりあえずお前には用はねぇ…。消えろ!」 神谷は勝海の顔を殴ろうとする。 だが勝海はそれを片手で止める。 「雑魚に用はねえ。」 勝海が神谷を殴り飛ばす。そして、回りを見渡す。 かなりの数の不良が倒れている。 晃が一人で倒したのだろう。しかし… 「…晃が居ねぇ。龍神も…。…まぁ、晃なら大丈夫か!」 すると神谷が立ち上がった。
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