2277人が本棚に入れています
本棚に追加
「…雑魚って訳じゃ無さそうだな…」
「てめぇもな。」
睨み会う勝海と神谷。最初に動いたのは…神谷だった。
「…オラ!」
勝海の顔目掛け上段蹴り。しかし、それを腕で防ぐ勝海。
…こいつ…。なんて重てぇ蹴りしてやがる!…こりゃ何度も受けてられねぇな。
神谷の足を掴み、自慢の怪力を利用し振り回した。
そして、神谷を投げ飛ばす。
勢いよく、壁に激突し地面に倒れこみそうになるが何とか持ちこたえる神谷。
そこに勝海が駆け寄る。
「オラ!どうした?」
勝海が殴りかかった。だが、
ズドン!
当たりに低い音が響く。そして、倒れこんだのは…なんと勝海だった。
実は、殴りかかる瞬間、もう反撃出来ないだろうと油断してた勝海は、カウンターで神谷のカカト落としを左肩にモロに喰らってしまっていた。
「どうした?もう終わりか…?。」
神谷が舌を出し、ニヤつきながら言う。
だが、勝海はすぐに立ち上がった。
…ヤバいな…左肩が熱い。腕がダルい…。早く決着つけねぇと…
勝海は腕を構え、神谷に向かって行った。
最初のコメントを投稿しよう!