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勝海は病院を出て晃を探しに行った。
だが、何処に行っても晃は居ない。
「くそ!どこ行ったんだよ!…そうだ!」
勝海は携帯電話を取りだし電話を駆け出した。
もちろん、発信先は晃。
「ダメだ…。繋がらねぇ…」
その後も辺りを探したが晃が現れる事はなかった…
そして、その日から3日後…
勝海は一人で竜也の病室に向かっていた。
尚と翔は竜也の病室の花を買いに行ってる為、少し遅れてくるらしい…
病室のドアを開けると…
「…晃…」
竜也のベットの横に晃が座っていた。
「お前どこ行ってたんだよ!携帯も通じねえし、まじ心配したんだぞ…」
「……」
なんかいつもと様子が違う。
「…どうした?晃。」
勝海が晃に聞いた。
すると、晃は…
「勝海…お前を待ってた…」
と言った。
晃が立ち上がり勝海の横を通りすぎる時に、「今日の夜10時。港に来てくれ。」と言い病室を出ていった。
勝海が晃の事を呼んだのに返事も振り返りもせず…
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