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ある二人の会話…
「ねぇ、菜々知ってる?」
ストローの袋を丁寧に折り畳みながら舞は話を振った。
「また何かの噂?」
呆れながらストローでグラスの中の氷を突きながら菜々は答えた。
「それがね凄いの見つけたの!」
舞はそう言って嬉しそうに派手なピンクの鞄を探りはじめた。
「舞、またあんた何かに手出したの!?」
呆れながらも怒る菜々を無視し、話を続ける舞。
「まぁ見て!見て!」
と舞は楽しそうに派手な鞄から派手な携帯を取り出し菜々にあるメールを見せた。
「あなたは今、幸せですか?」
舞が見せたのは一つのチェーンメールだった
「舞、またくっだらない事やってるの!?
本当やめときなよ!
後で多額のお金、請求されちゃうんだよー!」
からかいながらも本当に心配する菜々の気持ちなど全然分かってない様子で舞は携帯をいじり始めた。
「いいのいいの菜々もやってみる?
送るよ?」
「やらない。」
と菜々はちょっとぶっきらぼうに返事をした…。
この時、菜々はこれから始まる事なんか知りもしなかった…。
そう
これが呪いの始まり…。
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