姉貴と彼女③

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結局、姉貴に言うことが出来なかったので、強行突破に移る。 因みに、学校での俺達は恋人同士だ。姉貴が何と言おうと、恋人同士だ! 「唯華、いつ来る?」 「いつでもいいよ」 「じゃあ、今日来るか?」 今の状態なら早い方がいいと思った俺は、ダメもとで聞いてみた。唯華の返事は意外なものだった。 「え、もう行っていいの!?」 いや、昨日の好奇心を考えれば、当然かも知れない…。 「いい。姉貴には言ってないけど」 それを聞いた唯華は、心配そうに言った。 「本当に大丈夫?」 優しいな…唯華は。ゆ、い、か、は! 俺は唯華の頭に手を置いた。 「心配すんな。姉貴は殴るような事はしないから」
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