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姉貴の家に着くと、取りあえず俺は紅茶を出した。
「ダージリンでいいか?」
というか、それでないと困る。姉貴はダージリンしか飲まないし、俺は好んで紅茶を飲まないから、ダージリンしか置いてない。
「うん、いいよ。ありがとう」
紅茶と一緒に、昨日焼いたクッキーがあったので、それも一緒に出した。
「昨日焼いたクッキーもあるから食えよ」
正確には、姉貴に急かされて焼いたクッキーだが…。
「わぁ、美味しそう!」
唯華は喜んで紅茶とクッキーに手を伸ばした。
「う~ん、美味し~い」
食べる姿を見ても、姉貴と違う。唯華は品がある。そんな唯華を見て、俺はまた惹かれた。
恋人ってこうゆうのを言うんだろうな~。
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