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突然だった。
俺に…彼女が出来るなんて……。
誰もいない教室で、俺は唯華に告白された。
「あの…中学の時からずっと好きでした!付き合って下さい!」
同じ様な告白は、何度もされた。数え切れないほど断った。
理由はただ1つ…。
「俺んち、姉貴いるけど?」
「知ってる」
「オタクだけど?」
「う、うん」
「超やさぐれてるけど?」
「だ、大丈夫…」
これだけ言っても諦めない奴は初めてだ。
「じゃあ…」
「付き合ってくれる?」
唯華は小さくて、可愛い。いつもコロコロと笑って、ピンク色が似合う乙女だ。誰かさんとは大違い。
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