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バイトは10時あがり。宗一さんにも、今日は機嫌がいいねぇ、なんていわれた。
バイトが終わるとすぐ先生にメールで知らせ。先生が、もう公園で待っていると知り、急いで向かう。
父さんには、遅くなるとメールをしておいた。
公園の入り口に入る。少し髪を手櫛で整え、洋服が乱れていないか確認をして先生を探すと、先生の車を見つけた。
なんだか、ドキドキして。
タバコを吸っている先生を発見した。
「おそくなりました」
「あぁ、そんなにまってないよ」
とタバコの火を携帯灰皿でけす先生。
「じゃあ、いくか」
心臓がドキドキしてしまう、先生の視線が恥かしい。
先生が車に乗り込んだ。私も反対側に周り、そして迷う。助手席に乗ろうか後部座席に乗ろうか。
彼女だし助手席に乗ってもいいと思うけど。
緊張するし、心臓止まっちゃいそうだし……どうする私。
すると、それを見ていた先生は。
さりげなく助手席のドアを中からあけてくれた。
「もう、これからは助手席だからな!」
キュン、一つ一つの動作がかっこいい。なんだか照れちゃう。
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