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「〔藤田〕さん。我々は平和的解決を望んでいます。目的は何なんですか?」
山崎が聞いた。
《我々の目的はこの憂国となりつつある日本国更には日本国民に対して警鐘を鳴らすのだ。我々は救世主なのだ。》
河田は思わず舌打ちしたくなった。なんてやつらだ。そのために人質を取ったのか…
「人質を解放していただけないだろうか?」
《解放するわけないだろう?お前らは人質がいなけりゃ突入してくるだろうからな。人質には盾になってもらう。》
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