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私は席から離れて
次にかおるちゃんがついた。
その瞬間、かおるちゃんの顔がこわばった。
臭いに気付いたのだろう。
頑張れ、かおるちゃん…
彼はその日、店が終わるまで居た。
彼が帰った後、かおるちゃんはかなり疲れきっていた。
「…大丈夫??」
「亜紀さん、あれやばいです…
おかしいですよ、あれ。」
と、言っていると
「てか、あの人何なんですか??
クサいですよ!!!!!
隣りのテーブル居ても臭ってくるんですけど!!!!」
隣りのテーブルに居た女の子が騒ぎ立て
バックルームは彼の話で持ち切りになった。
その時に彼のあだ名は宇宙人に決まった。
その日から宇宙人はほぼ毎日店に来た。
かおるちゃん指名で。
しかも、同伴+オープンラストのような感じだった。
当時のかおるちゃんの苦労を考えると今でも何とも言えない。
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