●宇宙人

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私は席から離れて 次にかおるちゃんがついた。 その瞬間、かおるちゃんの顔がこわばった。 臭いに気付いたのだろう。 頑張れ、かおるちゃん… 彼はその日、店が終わるまで居た。 彼が帰った後、かおるちゃんはかなり疲れきっていた。 「…大丈夫??」 「亜紀さん、あれやばいです… おかしいですよ、あれ。」 と、言っていると 「てか、あの人何なんですか?? クサいですよ!!!!! 隣りのテーブル居ても臭ってくるんですけど!!!!」 隣りのテーブルに居た女の子が騒ぎ立て バックルームは彼の話で持ち切りになった。 その時に彼のあだ名は宇宙人に決まった。 その日から宇宙人はほぼ毎日店に来た。 かおるちゃん指名で。 しかも、同伴+オープンラストのような感じだった。 当時のかおるちゃんの苦労を考えると今でも何とも言えない。
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