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「大体、雪永もふざけるんじゃないわよ。あたし達が気に入らないなら直接来ればいいじゃない」
「それが出来ないからこんなことしたんじゃないの?」
「あんたに言われなくても解ってるわよ!」
こわぁい、と暁はおどけて言った。挙げ足取りというか、いちいち嫌味というか。
確かにあたしだって、お姉と太陽二人を敵に回すなんてことになったら、直接文句はきっと言えない。
お姉を敵に回すということは、必然的に葵さんまで敵に回すことにもなるし。
「ま、雪永って人が本当に一人でやったかは疑問だけどね」
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