夢の中で

4/5
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
勢いよく飛び出してきたのは… ゴジラだった。。。 「いや、それはまて!!」 よく分からない言葉を口走りながら、驚愕した。 それは、そうであろう。ポケモンなのに何故ゴジラ!?極々当たり前の普通の思考の筈だ。 しかし、何故かエージェント達は歓喜に酔いしれている。 〈俺が…おかしいのか?〉 このような事を考えていると、映画は更に大変な状況に陥っていたのだ。 「ギャオーン!」 鳴き声にビクッっとなり映画を見てみると、 キングギドラにモスラ、ウルトラマンなどの巨大怪獣が次々と海から、出てくるではないか。 〈なっ、何なんだこの映画は。〉 すると都合よく、足元にパンフレットが落ちていた、題名は普通にルギア爆○なのだが、説明書きにこう書いてあった。 「最後は色々な怪獣達が戦いを繰り広げます♪」 〈いや、出すぎでしょ;〉 まぁそういうことなら悪くないと思い、 ふと周りを見回した。 するとさっきまでいた、エージェントが全員消えているのだ。 「あれ?いなくなってる?」 もう、エージェントはここにはいないので、声を上げていってみた。 〈しかし、一人で映画を見るのも何だか心細いな、〉 とは、言ってみたものの内心安心しながら映画をみはじめ?に気付いた。 〈ん?あの小さい黒いのはまさか…〉 その通りだった。 エージェント達は映画の中に入り、怪獣と戦っていたのだ。 俺は嫌な予感がして思わず目を瞑った。 そして、目を開けた瞬間最悪の形で予想が的中したのだ。 〈俺まで映画の中に…〉 しかし余りにも色々な事があり過ぎて、もうどうでもよくなり、大人しく正座をして戦いを観戦することにした。 不意にゴジラが口からビームを吐いた、 〈うぉ!スゲー!始めて生でみた!〉 まぁ生で見た事のあるやついないけどね。   半ば感動しながらビームを見てみると、全ての敵に避けられていた。 するとゴジラの後ろに、何か凄まじい光線がHITし、ゴジラは思わずその場に倒れ動かなくなってしまった。 …どうやら、自分の放ったビームが、地球を一周して戻ってきたらしい。 〈な、何て間抜けな。。〉 気付くと周りの怪獣も殆ど壊滅していた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!