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勢いよく飛び出してきたのは…
ゴジラだった。。。
「いや、それはまて!!」
よく分からない言葉を口走りながら、驚愕した。
それは、そうであろう。ポケモンなのに何故ゴジラ!?極々当たり前の普通の思考の筈だ。
しかし、何故かエージェント達は歓喜に酔いしれている。
〈俺が…おかしいのか?〉
このような事を考えていると、映画は更に大変な状況に陥っていたのだ。
「ギャオーン!」
鳴き声にビクッっとなり映画を見てみると、
キングギドラにモスラ、ウルトラマンなどの巨大怪獣が次々と海から、出てくるではないか。
〈なっ、何なんだこの映画は。〉
すると都合よく、足元にパンフレットが落ちていた、題名は普通にルギア爆○なのだが、説明書きにこう書いてあった。
「最後は色々な怪獣達が戦いを繰り広げます♪」
〈いや、出すぎでしょ;〉
まぁそういうことなら悪くないと思い、
ふと周りを見回した。
するとさっきまでいた、エージェントが全員消えているのだ。
「あれ?いなくなってる?」
もう、エージェントはここにはいないので、声を上げていってみた。
〈しかし、一人で映画を見るのも何だか心細いな、〉
とは、言ってみたものの内心安心しながら映画をみはじめ?に気付いた。
〈ん?あの小さい黒いのはまさか…〉
その通りだった。
エージェント達は映画の中に入り、怪獣と戦っていたのだ。
俺は嫌な予感がして思わず目を瞑った。
そして、目を開けた瞬間最悪の形で予想が的中したのだ。
〈俺まで映画の中に…〉
しかし余りにも色々な事があり過ぎて、もうどうでもよくなり、大人しく正座をして戦いを観戦することにした。
不意にゴジラが口からビームを吐いた、
〈うぉ!スゲー!始めて生でみた!〉
まぁ生で見た事のあるやついないけどね。
半ば感動しながらビームを見てみると、全ての敵に避けられていた。
するとゴジラの後ろに、何か凄まじい光線がHITし、ゴジラは思わずその場に倒れ動かなくなってしまった。
…どうやら、自分の放ったビームが、地球を一周して戻ってきたらしい。
〈な、何て間抜けな。。〉
気付くと周りの怪獣も殆ど壊滅していた。
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