夢の中で

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壊滅した怪獣を見てみると、どれも間抜けなやられかたしかしていない。。。 キングギドラは自分の首が絡まり窒息死 モスラは自分の吐いた糸に絡まり墜落し、溺死。 ウルトラマンは3分過ぎて普通の人間に戻っている。 〈皆、弱えぇ~。。〉 何だか小さい頃憧れていた、ウルトラマンやゴジラなどの情けない姿を見て、小さい頃の自分が哀れに思えてならなかった。 気付くと残っていたのは、エージェント一人と何故かサトシだけだった。 〈サトシこの状況でよく生き残れたな~…〉 もはや感心してしまっていた。 不意にエージェントが口を開いた。 スミス「サトシ君よ君にも困ったものだ、何故我々の仲間にならない?」 続いてサトシが口を開いく サトシ「ポケモン図鑑!あのポケモンはなんだ!?」 図鑑「不明」 〈まっ、全く話が噛み合ってねぇ…〉 まぁ、世界が違うのだから当たり前だろうが、余りに酷い。 スミス「君が仲間にならないと言うのなら仕方ない…ここで死んで貰うことになるが?」 エージェントが再度忠告をしたが、サトシの答えは。 サトシ「不明!?ってことはまだ判明していないポケモン!?これは捕まえるしかないぜ!」 もはや敬意を表したいほど噛み合ってない。 スミス「では…サトシくん、ここで死にたまえ!」 そう口走った途端、サトシの目の前に音もなく肉薄してきた。 その時サトシが、 「いけ!モンスターボール!」 お決まりのポーズに、お決まりの背景が登場し、モンスターボールを投げた。 そして何とエージェントはそれに当って吸い込まれてしまった。 「Σえ!マジで!?エージェントってポケモンだったの!?」 俺は不安になりながらふよふよ揺れるモンスターボールを見つめた。 モンスターボールの動きが止まった。 サトシがそれを掴み一言 「ポケモン、ゲットだぜ!」 チャーチャチャララララとまたもお決まりの歌が流れだした、不意に目の前が暗くなり。 明るくなったと思えば、映画館に戻されていて、スクリーンには、モンスターボールを天高く掲げ、喜ぶサトシの姿。 それをいつの間にか戻っていたエージェント達が、涙ながらに拍手喝采で迎えた。 〈何なんだこれは…〉 不意に眠くなり、重くなったまぶたを閉じた…。 そして現実に戻った俺が一番最初にとった行動は、 勿論、ルギア爆○をみることだ
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