序章2「俺、参上?」

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「せりゃあッ!」 その時、土手の上から声がした。 そっちを見るのも嫌だったが、 「痛ッ!うわ!―ぐはぁっ!」という声に振り向くと、誰かが土手を転げ落ちている。 「馬鹿か、あいつ」 不良の言葉も気にせずそいつは立ち上がった。 「痛てー…」 それは俺の親友だった。 「俺、参上!」 しかも5人の不良の前で仮面ライダーの真似をする大馬鹿だった。
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