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やっと、出口が見えて俺は鞠矢を引っ張るようにして走る
出口
お化け屋敷から出て、俺は外のまぶしさに目を細めた
「まぶしいっ」
俺はそう言って空を見上げる
怖かった
すると鞠矢が俺の頬に触れた
触れて俺は鞠矢を見た。
鞠矢は俺の目の下をそっと撫でた
「涙」
「えっ、涙出てた?」
俺は自分の頬を触った
すこし
濡れてる
「鞠矢…ありがとう」
涙を拭ってくれた鞠矢に笑顔で言った
そして、数分後、真紅と土岐がお化け屋敷から出てきて
真紅は楽しかったのか、笑いながら出てきた
土岐は、顔が青ざめてて
「土岐、顔色悪いよ」
俺がそう言うと土岐が
「…ちょっと…俺休憩する」
「じゃぁ、僕たちは休憩するから、流真たちは遊んできなよ」
真紅に言われて俺と鞠矢は頷いた
すると真紅が俺に近づいてきて、耳元でこう言った
「観覧車にのってきなよ。あの観覧車の頂上、眺めいいから」
「え…うん」
俺は頷いて、真紅たちとわかれたー…
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