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お互い分かり会うこともなく私は中学の同級生たちと離れました。
中学3年の冬…学校へは行かず、進学もしないつもりでいた。
そんな私の転機…それは祖父の死でした。
小さいとき必死に守ってくれた…学校へ行かなくなってからも決して祖父だけは怒らなかった。
私が中学3年の夏…祖父は長年勤めた会社を辞めた。
そんな祖父の夢…【私の高校の送迎】でした。
私はもし進学するなら同級生が誰も行かない通学に40分はかかる学校へ行くと言ったことがあった…
祖父は楽しみにしていた…
私が高校へ行くこと…送迎すること…
学校へ行かなくなり少し余裕も持ち…祖父のため…自分のため…高校でやり直そう…
私は進学を決めた。
進学のため勉強を始め…試験まであと1ヶ月…
祖父は亡くなった…高校の制服姿…送迎…合格発表…
なにもかも見ないうちに亡くなった…
祖父に情けない姿を見せられない…
悲しみをこらえ…無事合格をした…
そして卒業…
すべてやり直そう…人生を…母との絆を…
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