一章

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「牧原さん聞いてるの!?」 『‥…』 職員室で怒鳴られている女の名前は牧原愛桜。高校一年である。顔はキレイで耳にはピアスをし髪は茶髪でスカートが短くかなりのヤンキーである 「あなた‥自分の事考えたことある??」 『‥…‥』 「ちょっと聞いてるの!?」 『‥ざぃ』 「ハィ?」 『うざい。』 先生はそれを聞いた途端キレる 「それが教師に対する言葉ですか!!??少しはまじめになったらどうです!?髪は茶髪だし‥ピアスも!!‥」 『だから?』 「‥だから?」 『あんたには関係ないでしょ。あたしがどうなろうとあたしの勝手。放っといてくんない?』 「なっ‥!」 愛桜は立ち上がる 「待ちなさい!!‥あなた!明日までにはちゃんとしてきなさい!!」 愛桜は先生の言葉を無視して去って行く 『はぁ~面倒くさ‥もう帰ろ‥…』 愛桜は学校を勝手に早退して家に帰る。愛桜はいつも怒鳴ってくる親が嫌いで遠くの学校に入学して近くの家を借りて一人暮らしをしている 愛桜は家に着きそのままベッドに寝転ぶ 『はぁ~‥ダリィ‥』 愛桜はそのまま眠りに就く また嫌な夢だ‥…一人‥また一人‥友達が去って行く‥友達?‥違う…自分には友達なんかいない‥信じられるのは自分だけ‥友達は自分を見捨て…親も自分を見捨て…自分は一人に‥最後には‥ "ガバッ!!" この夢はいつもここで終わる。時間はまだ学校まで少しある。愛桜の体は汗でびっしょり濡れている。 『‥シャワー…浴びよ。』 愛桜はシャワーを浴び制服に着替えて学校に行く 一時間目は全校集会。多分‥いや絶対注意される‥
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