一章

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愛桜はまた学校を抜け出して家に帰る 『まじダリィ‥なんなんだよ‥…』 愛桜は深い眠りに就く "ピンポーン" 『‥ん~‥…』 "ピンポーン" 『誰だよもう‥』 愛桜はだるそうに起きて玄関のドアを開ける 『‥あんた‥…』 制服姿で立っていたのは咲夜だった 「あの‥コレ」 咲夜はバッグを差し出す。愛桜が体育館で先生にキレたときに床に叩きつけたバッグだ…わざわざ持ってきたのか‥ 『‥…』 愛桜は無愛想にバッグを受け取る。咲夜はまだニッコリ笑ったまま立っている 『‥何だよ?』 「‥明日来るよね?」 『‥わかんない‥』 「そっか‥できれば来てね‥…」 『?‥…あぁ。』 咲夜はまた笑いかけて去って行く 『‥…なんなんだ‥あいつ‥』 一昨日転校した上に私の存在を今日知ったばかり‥当然家なんて知ってるわけがない‥どうやって‥… 『まぁ‥いっか…‥』 愛桜は考えるのが面倒くさくなり考えるのをやめる。ふと時計を見る。 『もぅ八時か…』 愛桜は化粧をしなおして私服に着替えて家を出る。この時間帯になると愛桜が向かう場所‥それは‥… 「あっ!愛桜じゃ~ん!!おひさぁ~♪」 店に入った途端に愛桜に似たギャルっぽい女の子に声をかけられる。店内には大音量の音楽。ここは愛桜の通うクラブだ。 『おっす。』 愛桜は軽く返事して女の横に座る 「なになに~?元気ないねぇ~なんかあったん?」 この女の名前は"さよ"いつもクラブに行くと愛桜に絡んでくる 『いや。それがさぁ~まじムカつくんだよねぇ~』 「学校でしょ?」 『そうそう。あの学校の先生がさぁ~まじうざくて』
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