神龍からの願い

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 『しかしよぉ、なんでオラだけ呼んだんだ?オラ自分だけ知って隠してるのは嫌だ。』ピッコロが説明した。『これは実は、神龍から孫への願いでもある。一番ドラゴンボールに関わったのは孫だと思うしな。』『それはオラもそうだと思うけど…。』ピッコロはいつになく悟空につめよる。『ドラゴンボールを作り、世の中にその噂はたくさん出回ったが、ドラゴンボールで自分の幸せ以外を願うやつはほとんどいなかった。あるものは地位を、あるものは金を。皆自分のことだけを考えていた。』ピッコロの中には先代の神の記憶もある。悟空は少し懐かしい気がした。  『そんな中で人のために命をかけて戦い、ドラゴンボールを集めて冒険したのは孫だけだったからな。神龍も孫には特別な思いがあるのだろう。受けとめてやるんだな。』  悟空は納得はしてないものの、デンデに聞いてみた。『じゃあオラが封印するのか?』『えぇ、神龍はそれを望んでいます。』『そっかぁ、じゃあとりあえず神龍にあいに行くか。どこにいるんだ?』『今は神殿の奥に安置しています。ついてきて下さい。』悟空はデンデとピッコロに連れられて神殿の奥へ向かった。
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