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私は親に嘘をつぃたことがなぃ
嘘つきは泥棒の始まり
私は泥棒になりたくなかった
だから嘘はつかなぃ
「お母さん」
「どぅしたの?」
私は正直にお母さんに姫ちゃんの家に行くことを伝えた
「泊まるってこと?」
「うん…ダメ?」
お母さんはゆっくり私を見た
「今日はダメ」
「どぅして?」
「お父さん出張でいなぃし」
そぅかぁ…
でも姫ちゃんになんて言おう…
姫ちゃんを怒らしたくなぃなぁ…
私が困っていると
「馬鹿ねぇ~」
お姉ちゃん…
「黙って家を出てくのよ」
黙って?
そんなこと出来ないよ!
「私が上手くあんたを外に出してあげるから任せな」
お姉ちゃん…?
「しかもお母さんには絶対バレないから大丈夫よ」
「どぅしてバレないの?お姉ちゃん」
お姉ちゃんは答えなかった
そして約束通り私は夜十時に遅刻することなく姫ちゃんの家に着いた
「こんばんはぁ~」
何度か声をかけたけど誰も出て来ない
でも家の奥から声は聞こえてきていた
どぅしよぅ…
「お邪魔します」
私はそっと声のする部屋に向かった
男の人と女の人の声
姫ちゃんのお父さんとお母さんかな?
私はそっとドアを開けた
そして驚いた!
お父さん!
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