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「あー、知らない？」
「う゛……っ」
知りませんとも。
私が反論できずにいると、笹川は欠伸をしながらサラッと
「じゃ、今度させてやるよー」
って。
・・・・・・
「………へっ!ま、マジマジっ!!?」
やばっ。一瞬、思考停止してた!!
目を見開いて笹川を見ると、ニカッとしながらピース。
「おー。また今度なー」
「うん!!ありがとーっ!」
そして、笹川は夢の中へと落ちていった。
私はニヤケながら黒板に目を向け……
………あれ…？
なんか妙に注目されて、る…？
不思議に思って、前の席の神山君に聞いてみた。
「ねねっ、これは何？」
「は？」
「だから!注目されてるんだけど」
「そりゃあ、あんだけ大声出せばな……」
神山君はいかにもバカにしたように私を見てきた。
大、声……？
キョトンとしていると、神山君はニヤｯとしながら
「で？どうしたわけ？」
と聞いてきた。
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