同居人-陽菜side-

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「……あれ?笹川、パン?」 「んー」 星羅の質問に、パンにかぶりつきながら笹川は答えた。 「……いつも?」 「基本的にはねー」 笹川がこう答えた瞬間、バシッと星羅に頭を叩かれる私。 「いっ!!!」 「あんたさ、料理できるよね?」 「ん?一応、できるよ?」 私がきょとんと返すと、星羅はにっこりしながら笹川を見た。 そして 「弁当作ってもらいなよ」 この言葉に一番動揺したのはもちろん 「へっ、は、えっ!!!!?むむ無理っ!」 私だった。 だ、だって笹川に弁当!!!? ラブシチュエーションだけど!でもっ!! 私がアワアワしてると、笹川が悲しそうな声を出した。 「……俺、松田の弁当食いたいー」 「…………へ?」 「だめ?」 あえて、音にするならキョルンって感じで笹川は私を見てきた。 も、なに、これ!!!!! こんな可愛い顔されたら…… 「う、うん。作る……」 オーケーしちゃうって!!!
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