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白髪のおじぃさんが座っている2㍍の段の両脇にはスキンヘッドの外国人風の男がサングラスをかけ黒いスーツを着て威厳たっぷりに立っている。
この2人の男は背格好がとてもよく似ていて、おそらく双子だろぉ。
しかも2人とも顔がおじぃさんのすぐ真横に位置しているのだからこれまたスゴィ。
この3人の前に地べたに座り込んでいる者が4人、上裸で全身アザだらけになって寝そべっている者が1人いた。
この5人は俗にゆぅヤンキーみたいな輩(やから)だ。
地べたに座り込んでいるうちの2人は巨大な風呂敷を抱えていた。
向かって右側の人が黒の生地で、左側が赤の生地だ。
うち2人は金の長髪の男と、赤のウルフの男だった。
金髪のほうは肌が黒く、耳・鼻・口・目(眉あたり)にピアスをしてぉり、後ろ髪の長さは肩甲骨くらいまであった。
赤のウルフの男は黒のタンクトップ姿で、所々破れているジーンズをはいている。
両腕イッパィに入れ墨が刻まれていて、見る限り、少なくとも上半身すべてに入れ墨が入ってるようだ。
左頬にも入っている。
その男の両拳は若干赤く腫れあがっており、おそらく、地べたに寝そべっている男を実際に寝かせたのはこの男だろぉ。
もぉ1人の男は他の男たちと雰囲気が違っていた。
茶髪でスーツをきていて、綺麗な顔をしていて、身長も175㎝はァル感じで、ゆぅなればホストみたいな感じで、ポケットに手を突っ込みながら壁にもたれ立っていた。
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