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・.゚†男†゚.・
普通、路地裏で金なんて手に入るわけがなぃ。
私は運がよかったのだろぉ。
ぃろぃろと巡っているとき、興味本意で路地裏に入った。
そこは意外に入り組んでいて、不覚ながら道に迷ってしまった。
日の光がまともに届かなぃせいで辺りは薄暗く、独特なにおいを纏(まと)った空気はいつもよりも重く感じられた。
体温がじょじょにあがっていき、一見では確認できなぃよぉな汗を全身にかきながら路地裏を彷徨っていると、6畳くらいの長方形のスペースにでた。
縦に畳3枚、横に2枚ぶんくらいだろぉ。
そこで私はなんとも異様な光景を目の当たりにした。
長方形の行き止まりには、白髪のウルフに小麦色の着物を身に纏った80前後とみられるおじいさんが、2㍍はあろう石の段の上で頬杖をつきながらあぐらをかいてふてぶてしく座っていた。
その下には『いかにも』な兄ちゃんたちが8人くらいたむろしている。
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