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第六存在:擬種
私は何故此処に居るのか
私の外で人間は生きている
それ故に苦しみ悶える
人間で無くて良かったと思う
しかし彼を観て私は思う
何故だろう
羨ましいと言う感情
いや、感覚
不思議なことだ
自らが何物なのかすら知らない
分からない
生物であるのか
いのちが在るのかすら分からない
彼にして見れば厄介な存在で在ろう私たち
しかし彼は受け入れた
この答えは難儀で在る
私とは何だ
人間とは何だ
生きるとは何だ
彼よ私に教えてくれ
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