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グラウンドまでやってきた。
「はぁはぁ…もういい加減にして欲しいな…」
と安心したつもりが、
「やっと来たみたいです」
「そうね。しかし…よくあの3人から逃げれたものね」
前方にはまたメイド服が…今度は二人。
「またか。次は長髪と…ネコ○ミ眼鏡だと!マニアックすぎる…」
と驚いた。こっちに歩いてきた。
「初めまして。私達5人は貴方に用があります」
「それは散々追いかけられたりしたからだいたい分かる」
「まあそうでしょう。それでその理由ですが、私達の雇主である方が御自分の娘の婚約者を探しております。そこで貴方を連れてくるようにとの指名を受けました」
「……ならなぜ俺なんだ?男なんざ山程いるだろうが」
「我々は代々特殊な能力を持った者同士が婚約すると言うしきたりになっているのです。そこで能力者である貴方が選ばれた訳です。ぜひ我々と共に来て下さい、背徳の炎よ」
「んな格好いい呼び名なんざ知らんし、だからって会った事ない人間と結婚する気もねぇから断る。じゃ」
そして後ろを向き帰ろうとする。
「お待ち下さい。何か勘違いをしておりませんか?貴方に拒否権などはありません。説得が不可なら力ずくでもとの言いつけですので。」
そう言うと武器を取り出す。
「やっぱりそうなんだ…武器はレイピアとヨーヨーだと…だけと逃げてばかりは駄目か。くそ!刀があればなんとか…」
「では…セリア行くわよ」
「了解しました」
一斉に走ってくる。
「はぁぁ!」
レイピアが十夜に向かって振り降ろされる。
「すと~ぷ」
何かに弾かれる音と同時に前には一人の女の人がいる。
「やっくんおまたせぇ~音姉の登場~」
そこには長い髪が特長の女性がいた
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